耳鳴りの自主管理③マッサージ

耳鳴りで悩まれている方は、多くの場合小胸筋という胸の筋肉が硬くなってしまっているのが普通です。

この赤丸で囲った青いテープ部分が小胸筋です。

烏口突起という肩甲骨の先端部分に付着しています。
別のアングルから。肩甲骨は複雑な形をしていますね。

この小胸筋が硬くなると肩甲骨の位置がずれて”巻き肩”になります。

右の小胸筋が硬くなると、右の肩甲骨が矢印方向にずれていきます。

通常、耳鳴りのする側の方は巻き肩になっているのが普通です。巻き肩になると筋肉、血管、神経に負担がかかるので、耳鳴りと同じ側に肩こりや腕の痛みやシビレが併発する事も珍しくありません。

又、小胸筋が硬くなり”巻き肩”になると連鎖的に同じ側の胸鎖乳突筋も硬くなります。

赤丸部分が胸鎖乳突筋です。

胸鎖乳突筋までが連鎖的に硬くなると、その下を走っている太い血管が圧迫されてしまいます。

多くの耳鳴りは血行不良により発症します。まずタンパク質・ビタミン等が必要だったのも血行を改善し酸素を十分に送り届ける為というのが大きな理由ですが、同様に硬くなった小胸筋を柔らかくするのも血行を改善するために重要です。

小胸筋マッサージ

小胸筋は胸の深い層にある筋肉です。ですからしっかり指先や拳骨等を肋骨に触れる位まで食い込ませなければ届きません。

①赤い丸部分をしっかり狙って、指先や拳骨の尖った部分をしっかり食い込ませます。

②筋肉を横断(青線方向)するように2秒間づつマッサージします。

この時にはかなり強く痛みを感じる筈です。もし痛みを感じなければ、押し込む力が弱く小胸筋に届いていない可能性がありますから、肋骨に触れるまでしっかりと食い込ませて下さい。

一か所につき2秒ずつ。計6秒間です。一日に朝・昼・晩と3回程度実施されると良いでしょう。

小胸筋が硬くなる最大の原因は寝相です。必ず仰向けで寝るようにして下さい。

横を向いて寝ると必ず小胸筋は硬くなってしまいます。また長時間のパソコン操作等で、肘を前方に伸ばし続けても小胸筋が硬くなる原因になります。マウス等の操作はなるべく肘を伸ばさない方が良いでしょう。

※耳鳴りの自主管理とはあくまで自分の努力により60点を目指すものです。100点の効果を目指すものではない点ご理解下さい。

ここに記載されている内容は、あくまで加齢に伴い自然に発症する耳鳴りを対象としています。音響外傷や腫瘍等によるものには対応できる内容ではない点ご理解下さい。またメール、電話等による個別相談はお断りしております。何卒ご了承ください。