さて、飽和脂肪酸とか不飽和脂肪酸とか難しい名前も少しずつ耳になじんで来たころでしょうか。
今回は、最も身近な油”オメガ6”のお話の続きです。
オメガ6とは、不飽和脂肪酸の一種類でオメガ3と並び体内では自分で作る事の出来ない必須脂肪酸です。
原料は、大豆、菜種、コーン、ベニバナ等。
そしてオメガ6のグループで最もポピュラーな脂肪酸が”リノール酸”です。
多分リノール酸という言葉は皆さんも耳なじみあるものでしょう。スーパーの食品コーナーで油を見ていると誇らしげに(苦笑)、よく宣伝文句として使われています。
リノール酸=オメガ6と考えましょう。
そしてこの油はベニバナ(サフラワー)油、サラダ油、ひまわり油、コーン油、ごま油、等の商品名で並んでいます。良くスーパーで見かけますよね。
そして、こられの油は、フライドポテト、スパゲティ、カップラーメン、スナック菓子、ドーナッツ、カレーライス、天ぷら、ドレッシング、マヨネーズ等のあらゆる加工食品に利用されています。
私達の体の構成要素は約60兆個の細胞ですが、その細胞膜は性質は油によって左右されています。
ところでオメガ6の特徴は覚えていますか?
オメガ6は細胞膜を硬くする、炎症を促進する
細胞膜は、細胞内に酸素や栄養素を取り込んだり細胞内で発生した廃棄物を排泄したり、細胞同士で情報交換する等の重要な機能を持っています。
もしも、オメガ6に偏向した食生活を続けていると細胞膜が硬くなりすぎてしまい、上記のような重要な機能が損なわれてしまう結果、アレルギーを促進したり、炎症を促進したり、血液を固めてしまって血栓が出来たりしてしまいます。
ちなみに炎症が促進されると、当然体内では過剰な炎症を抑えるための防御反応が起こります。この時に大量の副腎皮質ホルモンが消費されるのですが、この状態が長期間続いてしまうと副腎が疲労してしまい副腎疲労症候群に、さらに副腎皮質ホルモンの材料となるプロゲステロンの大量消費によりPMSへと続いていくのですね。
いやぁ、大変です・・・。
そして更に血栓が出来ると何が悪いか判りますか?脳梗塞や心筋梗塞の誘発原因になってしまうんですね。さらに体内を高い炎症状態に置くことで、がん細胞の増殖も促進してしまいます。
過剰なオメガ6恐るべしです。
植物油(リノール酸:オメガ6)イコール安全ではない!
という事は良く覚えておきましょう。
身近なオメガ6達・・・。
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