女性ホルモンアンバランスによる諸問題
膣カンジダ・生理痛・生理不順・無月経・揮発月経・無排卵月経・PMS(月経前症候群)・更年期障害・不妊等
女性ホルモンのアンバランスとは?
女性ホルモンとは大きく分けると2つ。エストロゲンとプロゲステロンの事です。
一般的に、エストロゲンが減少すると不定愁訴が発生すると考えられていますが、多くの場合は間違いです。
加齢等によりエストロゲンが減少するのは事実ですが、プロゲステロンの減少量の方がさらに著しい為、結果的にエストロゲンとプロゲステロンの相対比が崩れた状態が多く観察されます。
多くの女性ホルモンバランスのアンバランスとはつまり、エストロゲンが過剰となり相対的にプロゲステロンが過少となっている状態と理解されると良いでしょう。
詳しい事が知りたければこちらを読まれると良いでしょう。
「医者も知らないホルモンバランス」 ジョンRリー著
更年期障害とは?
更年期障害は卵巣機能低下により、女性ホルモンの分泌量が減少する事がきっかけで発症します。
卵巣が老化する事で女性ホルモンの分泌量が減少するのは仕方がない事ですが、女性ホルモンの分泌量をコントロールする視床下部(脳の一部)は、女性ホルモンの分泌量が減少しても数年間は何とか女性ホルモン分泌量を増やす為に、GNRH(ゴナドトロピン)⇒LH・FSHというホルモンを使って卵巣に働きかけます。
このホルモンは自律神経の命令中枢にも影響を及ぼす作用がある為、過剰に分泌されたホルモンによって自律神経の働きまでが混乱し、結果的に火照り等の更年期障害特有の症状が現れます。
またGNRHによって脳下垂体から分泌されたFSHというホルモンの作用によってエストロゲンは分泌量が上昇するのですが、プロゲステロンの方は排卵を経由したホルモン産生という性質の為に分泌量が増えません。結果的にエストロゲン過剰・プロゲステロン過少という状態がさらに更年期障害特有の症状を誘発します。
当院ではフィシオエナジェティックという手法によって現時点での女性ホルモンのバランスを観察し、主に栄養療法や心理療法を用いて改善を行います。
大豆イソフラボンについて
一般的に大豆は女性ホルモンに似た物質(イソフラボン)を含むので、女性ホルモンのバランス改善には良いと信じられているのですが、大豆イソフラボンはエストロゲン様物質です。
ただでさえ多くの場合の更年期障害はエストロゲン過剰なのですから、大豆製品を積極的に摂る事は結果的に体内の女性ホルモンの相対比を更に崩すことにつながるので控えられると良いでしょう。
ついでにいうと大豆が含むのはイソフラボンのみではありません。ゴイドロゲンやリノール酸といった物質も含むのですが、ゴイドロゲンは過剰に摂取すれば甲状腺機能を低下させて便秘、冷え、浮腫み、慢性疲労を誘発しますし、リノール酸は体内の炎症の原因になります。
大豆製品イコール健康食品ではない事は良く理解されると良いでしょう。
当院ではフィシオエナジェティックのARテストという手法によって実際に大豆が患者様の身体に合うかどうかを確認する事が可能です。
PMSについて
生理周期による女性ホルモンの分泌バランスの変化に応じてイライラ等の気分障害がPMSの特徴です。
では何故女性ホルモンの分泌量の変化が精神症状を誘発するのでしょう?それは代表的な女性ホルモンであるエストロゲンの代謝環境の影響です。通常ですと生理周期によって増えたエストロゲンはCOMTという代謝酵素の働きで分解されて一定濃度を維持するのですが、COMTは他にもノルアドレナリン、ドーパミンといった精神状態に影響を与えるホルモンも同様に処理しています。
生理によって増加したエストロゲンの分解の為にCOMTの仕事量が増えると、結果的にノルアドレナリン、ドーパミンといったホルモンの分解が疎かになってしまいます。結果的に体内には通常より大量のノルアドレナリン、ドーパミンといった精神作用を持つホルモンが過剰になり結果的にイライラ等の問題を誘発します。
当院ではフィシオエナジェティックという手法を用いて体内の女性ホルモンや他のホルモンとのバランスを調べたり、アンバランスになった原因を調べ対処します。
※当院で使用するCOMTの検査アンプル。
生理痛の原因とは?
生理の際には子宮の内膜が剥がれ、子宮筋の収縮作用によって剥がれた子宮内膜は体外に排出されます。この子宮の収縮作用はプロスタグランジンというホルモンの作用によっておこるのですが、プロスタグランジンは同時に痛みを誘発する物質です。
子宮の内膜が厚い人ほどその排出作業の為に強く子宮筋が強く収縮する必要があり、その為プロスタグランジンの分泌量も増加します。
では何故子宮の内膜が厚くなるのでしょうか?答えはエストロゲンです。エストロゲンは女性の身体を女性らしく形作るホルモンですが、エストロゲンが多くなるほど子宮の内膜が分厚く肥厚します。
エストロゲン濃度上昇
↓
プロスタグランジン濃度上昇
↓
生理痛
※当院で用いる女性ホルモンの検査アンプル(エストロゲンとプロゲステロン)
高プロラクチン血症
プロラクチンとは主に女性の妊娠環境を維持する為に分泌されるホルモンですが、何らかの事情によりプロラクチンの分泌が過剰になると結果的に排卵を抑制し、女性ホルモンの均衡を崩し結果と稀して稀初月経、無排卵月経、生理不順、不妊、乳汁分泌等を引き起こします。
プロラクチンの過剰の原因①
甲状腺機能が何らかの原因で低下すると視床下部からTRHというホルモンが分泌されます。TRHは甲状腺を刺激するためのホルモンですが、同時にプロラクチンの分泌も刺激してしまうので結果的にプロラクチン濃度は上昇します。甲状腺機能低下の原因で良く観察されるのは化学物質中毒、ミネラル不足(セレン等)、チロシン不足等です。また副腎の機能が低下してもそれに連動する事で甲状腺ホルモンの分泌も低下します。
プロラクチン過剰の原因②
プロラクチンの分泌を抑制するホルモンであるドーパミンが何らかの理由で不足すると、プロラクチン過剰を誘発します。ドーパミン不足の原因は重金属等の毒素の蓄積や、タンパク質不足、下垂体腫瘍等が考えられます。
※当院で使うプロラクチン、ドーパミン、下垂体腫瘍(pituitaly tumor)の検査アンプル。
多嚢胞性卵巣
多嚢胞性卵巣とは卵巣での排卵障害の事です。卵巣の便秘というと若干わかりやすいかもしれません。卵巣から排卵が無ければ当然、受精できませんので不妊の原因になります。またプロゲステロンというホルモンは排卵後の卵胞が黄体に変化後に分泌されるホルモンなので、排卵が起こらなければ当然プロゲステロンの分泌も起こりません。
結果的にエストロゲン過剰となり、不妊のみではなく子宮内膜症や子宮筋腫、乳がんといった婦人科疾患を誘発します。
多嚢胞性卵巣の原因はコレステロール不足、ビタミンD不足、カルシウム不足(電磁波によるカルシウム代謝障害)、インスリン抵抗性が見られます。病院では排卵誘発剤を用いて強制的に排卵させるのですが、あまり自然な方法とは思えません。
多嚢胞性卵巣とは病気ではなく、女性の身体が何らかの事情により妊娠、出産に向かない状態である為に一時的に排卵が中止されている状態と考えた方が良いでしょう。安易に薬剤に頼るよりも栄養状態や生活環境を見直すべきだと考えます。
※当院で検査に使うアンプル。他嚢胞性卵巣・子宮内膜症・コレステロール
メラトニン不足
多くの場合、女性ホルモンのアンバランスとはエストロゲン過剰体質の事です。そして松果体から分泌されるメラトニンには性腺刺激ホルモンを適度に抑制する作用があるので、女性ホルモンのバランスを改善する効果があります。けれど何らかの理由によりメラトニン分泌が上手くいかないとメラトニンによるホルモンのバランスを改善する効果も働かないのでホルモンのアンバランスを誘発します。
対症療法的にメラトニンのサプリメントを海外から輸入して服用される方もいますが、長期間メラトニンサプリメントを服用すると体内でメラトニンを合成できない体質になる可能性もあるので、安易に長期間摂取されるのはお勧めできません。
メラトニン不足がある場合は、メラトニン代謝の流れを追ってその原因を見つけ対処する事が必要です。
メラトニン代謝
トリプトファン→5HTP→セロトニン→メラトニン
メラトニン代謝の阻害原因
重金属中毒・低メチル化・タンパク質不足・ビタミンB6不足・炎症・寝不足・マグネシウム不足等
当院ではこれらの因子をフィシオエナジェティックにより割り出し対処します。
エストロゲン過剰体質とは?
多くの婦人科疾患に共通するのはエストロゲン過剰体質です。これは過剰分泌とエストロゲン分解能力低下のどちらか、もしくは両方の合併により生じます。
いわゆる乳がんになりやすい家系や、婦人科疾患の多い家系というのがこのエストロゲン過剰体質の事でょう。
エストロゲン過剰体質の遺伝的な具体的誘発因子はCOMTという酵素の活性低下です。本来エストロゲンはCOMTという酵素の働きによって分解され一定濃度を保つのですが、遺伝子変異(SNIP)の存在により、COMTの活性が低く十分にエストロゲンを分解できない体質の方がいます。
これが遺伝的なエストロゲン過剰体質です。
ではどうしたら良いのでしょう?
答えはCOMTの活性を高める事です。COMTの活性に関わる遺伝子変異の存在を確認し、サプリメントを使用する事でCOMTの活性を高めます。またグルクロン酸抱合等のバックアップ回路の活性を高めエストロゲンの分解能をサポートする事も大変有効です。
COMTの状態を確認時に使う検査表
当院でCOMTの異常を調べる為の検査アンプル
若年性更年期障害
若年性更年期の原因は卵巣内のミトコンドリアの活性が低下する事です。ミトコンドリアとはATPという物質を生産する体内の発電所のような存在です。活性酸素、重金属、栄養不足等の理由で卵巣内のミトコンドリアの活性が低下しATPの合成能力が低下すると卵巣内での卵胞の成熟や女性ホルモンの十分な分泌が出来ないため、若年期において更年期障害が発生します。
当院ではフィシオエナジェティックによるARテストで卵巣内のミトコンドリアの活性を調べ対処します。
当院での対処方法
当院ではフィシオエナジェティックという自然療法により対処します。
具体的には、ホルモンの現在のバランスをARテストという特殊な検査法を用いて確認し、アンバランスが見つかればその原因を調べます。
女性ホルモンのアンバランスの原因として多いのは、タンパク質不足・消化酵素不足・重金属化学物質中毒・精神的ストレス・電磁波・寄生虫・感染根幹等です。これらの因子のいくつかが積み重なりホルモンのアンバランスを誘発します。
これらの殆どはフィシオエナジェティックの検査により割り出したサプリメント類の服用と心理療法で解決できますが、感染根幹(歯の問題)に関しては歯科医院をご紹介するかもしれません。
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