2種類の頚椎ヘルニア
頚椎ヘルニアには2種類あります。ご存じでしたか?
①急性型
②慢性型
①の急性型はアメフト、柔道、交通事故等で急激に首に負担がかかった結果発症します。このパターンは痛み、シビレの原因になります。
②の慢性型は加齢により自然発症するタイプのもので、多くの場合は強い痛みやシビレの原因にはなりません。ただし脊柱の不安定化を招く結果、周囲の筋肉の慢性的な疲労状態を引き起こして肩こり等の一因になる可能性はあるでしょう。
急性型の頚椎ヘルニアの発症機序
柔道、アメフト、レスリング、ボクシング等の競技中や練習中に急激な負荷が頭部にかかる事により椎間板が破壊され、内部の髄核が外部にはみ出し発症します。
多くの場合、痛みシビレと共に筋力低下を伴います。
自然治癒により放っておいても数か月で改善しますが、カイロプラクティック・鍼灸等の保存療法は改善スピードを上げる事ができるので積極的に利用すべきでしょう。
はみ出てしまった椎間板部分は、時間と共に椎間板本体に吸収、もしくは大食細胞により貪食されほぼ元の形状に戻りますが数か月は必要です。またいったん椎間板ヘルニアを発症してしまうと椎間板組織が脆くなるため再発の危険が伴います。
慢性型の頚椎ヘルニアの発症機序
加齢により発症する慢性型のヘルニア。では具体的にどうやって発症するのでしょうか?
その最大の原因は胸椎(背骨)の硬さです。まず正常な頚椎の動きを見てみましょう。
私達の頭の重さは約5~6kg。それが常に日常生活を通して前後左右に動いています。
動けばそこに運動エネルギーが発生するのですが人体の場合、頭の動きで発生した運動エネルギーは主に頚椎と胸椎の繋ぎ目(上の図の赤丸の部分)に集中します。
ですが、正常な弾力性のある背骨の場合、背中が首のクッションになって上図の矢印のように運動エネルギーが吸収されていくので椎間板には問題が起こりません。けれどもしも背中(背骨)が何らかの原因で硬くなってしまい運動エネルギーの吸収が起こらなくなってしまったらどうなるでしょうか?
これが胸椎が硬くなってしまった場合です。青マルのエリアの背骨(胸椎)が硬くなってしまった結果、クッションとしての機能が消失し運動エネルギーが正常に伝達されず、黒バツ部分で運動エネルギーの増大とともに過剰に熱が産生されます。人体は水とタンパク質ですから過剰な熱が発生すれば組織はもろく変性します。そこに運動エネルギー分断の結果の衝撃の増大が加わる事で組織が損傷します。
これが慢性型頚椎ヘルニアの発生機序です。通常、頸椎ヘルニアに対して病院等では頚椎牽引が行われますが、慢性型の場合は全くナンセンスです。頚椎椎間板が頭の重さによって破壊されたのなら、頭の重さを除圧する事も理解できますが、実際に頚椎椎間板を破壊したのは運動エネルギーの伝達障害の結果発生した”熱”と”衝撃”です。
である以上、最も理想的なアプローチは運動エネルギーを吸収出来る状態に背骨の機能を改善させ、同時に患部の炎症を取り除くためのアイシングです。
頚椎ヘルニアにアイシングというのは一般的に知られていない処置ですが、非常に効果の大きいケースが多々存在します。(上の写真の赤丸エリアをアイシングします)
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